
2025/04/20
スマホ全盛の今、縦型ショートドラマと呼ばれる1~3分程度の短い連続ドラマが世界的な盛り上がりを見せています。TikTokやInstagramのリールで縦長の動画をスクロールしていると、まるでミニドラマのような動画が次々と流れてくる・・・そんな経験ありませんか?
本記事では、縦型ショートドラマが生み出す新たな広告手法とその市場価値について、トレンドの背景から広告効果、企業メリット、自社の強み、そして将来の展望までを分かりやすく解説します。
スマホ時代に急成長する縦型ショートドラマのトレンド背景
2024年、TikTokは縦型ショートドラマを公式に表彰するまでになりました。実際、『TikTok上半期トレンド大賞2024』では「ショートドラマ」ジャンルが特別賞を受賞し、このカテゴリーの代表的クリエイターが表彰されています。

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同年上半期にはTikTok上で「#ショートドラマ」を付けた動画の再生数が 727億回 を超え、圧倒的な注目度を集めました。
もはや縦型ショートドラマは一時の流行ではなく、新たなデジタル文化として定着しつつあると言えるでしょう。
このトレンドの背景には、スマホの存在を無視できません。多くの人はスマートフォンで動画を見るため、縦型の映像は自然で見やすいのです。また動画メディアの普及により、若年層を中心に短い動画コンテンツへの需要が急増しました。
短尺ストーリーが切り拓く新しい広告手法
縦型ショートドラマのトレンドは、単なるエンタメのトレンドに留まらず新しい広告手法としても期待されています。
従来の広告はユーザーに敬遠されがちでしたが、ショートドラマは「広告を見ている」というハードルを意識かなり下げる事に成功しているからです。
短い時間で完結する物語に視聴者を引き込み、その中でさりげなく商品やサービスを登場させることで、自然にブランドメッセージを届けることができます。
理由として没入感が高く、利用者が内容に興味・関心を持ちやすい傾向にあり、“タイパ(タイムパフォーマンス)”を重視して広告を飛ばしがちなZ世代とも相性がよいと言えます。

実際、Snapchatの調査では縦型動画広告は横型に比べてユーザーが9倍も最後まで視聴しやすかったというデータもあります。
短尺とはいえストーリー仕立てであればこそ、視聴者は続きが気になって離脱しにくいのです。
さらに、このフォーマットはエンゲージメントの強さでも注目されています。物語に感情移入した視聴者は、コメント欄で登場人物に共感したり次の展開を予想したりと積極的に関与します。
縦型ショートドラマはSNS上で完結するため、そのまま「いいね!」やシェアといった反応につながりやすく、視聴者との双方向のコミュニケーションが生まれる点も従来の一方通行な広告と異なる魅力です。短い尺でありながら物語を伝える力、そして視聴者を楽しませながらブランドに触れてもらうこの手法は、まさにスマホ時代の新しい広告スタイルと言えるでしょう。
縦型ショートドラマ広告で企業が得られるメリット
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縦型ショートドラマをマーケティングに活用することで、企業には様々なメリットが期待できます。
その主なポイントをまとめると次のとおりです。
自然な商品訴求・ブランド理解促進
物語の中で商品やサービスをさりげなく登場させることで、広告色を感じさせずにブランドメッセージを浸透させることができます。
視聴者はストーリーを追う中で自然と商品への理解を深めることができます。高いエンゲージメントとブランド認知向上
短いドラマとはいえ引き込まれるストーリー展開により視聴完了率が高く、結果としてブランドの印象に強く残ります。
海外の調査では縦型動画のブランド想起率が90%に達し、横型動画の場合の69%を大きく上回ったとの報告もあります。
実際にTikTok上で公開されたショートドラマの中には 1500万回以上再生 されるヒット作もあり、多くのユーザーの目に触れることで企業名や商品の認知度向上に大きく貢献します。ユーザーとの強い共感・バズ効果
登場人物やストーリーへの共感を呼び起こすことで、ユーザーとの心理的な距離を縮められます。
感動的なオチや意外な展開は口コミやSNSでの拡散を生み、バズ効果によって広告費以上のリーチを獲得することも可能です。若年層へのリーチと新規ファン獲得
特に10代~20代の若年層はテレビよりSNSで情報収集する傾向が強く、彼らにリーチする手段として縦型ショートドラマは最適。
等身大のキャラクターや共感できる青春ストーリーを盛り込めば、「自分ごと」として受け止めてもらえます。
NTTドコモの例では、クリエイター集団とのタイアップで高校生の青春を描いたショートドラマを展開し、この学生世代への効果的なアプローチに成功しました。将来の顧客になりうる若者層にブランドのファンを増やせる点は、大きなメリットです。コストパフォーマンスの良さ
縦型ショートドラマの制作費は1話あたり数十万円~数百万円程度が一般的と言われ、大掛かりなテレビCM制作と比べれば比較的低予算で始める事が可能となります。
以上のように、縦型ショートドラマ広告は商品理解の促進からブランド認知拡大、ユーザーとの深いエンゲージメント、バズによる爆発的拡散、そしてコスト効率まで、幅広いメリットをもたらします。
実際、多くの企業がこの効果に注目し導入を始めており、NTTドコモ、みずほ銀行、パーソル、サントリー、カルビーなど業界業種を問わず成功事例が生まれています。
ショートドラマへの取り組みと強み

こうした縦型ショートドラマの波にいち早く注目し、積極的に取り組んできたのが私たち当社です。
専門のクリエイティブチームを擁し、企画から撮影・編集、SNS展開まで一貫して手掛けている当社だからこそ提供できる価値があります。
弊社では、企業様にご提案する前に、自社での制作を積み重ねております。
第1弾として、縦型ショートドラマシリーズ『大人女子の週末家出』を制作し配信開始。
弊社の強みは、ただ映像を作るだけでなく、プロとして戦略的な視点を持って企画段階から関われるため、企業のマーケティング目標とコンテンツ内容とをしっかりと結び付けることができます。
差別化ポイントとして、女性ならではのストーリーの展開を意識しております。ブランドメッセージを違和感なく盛り込み、視聴者に「刺さる」コンテンツに仕上げます。
縦型ショートドラマの未来と市場価値の展望
急成長中の縦型ショートドラマ市場は、この先ますます拡大していくと予想されています。
調査によれば世界のショートドラマ市場規模は2023年時点で約8,000億円に達し、2029年には約8.8兆円規模にまで拡大する見込みです。
わずか6年で10倍以上に成長するとされており、そのポテンシャルの大きさに世界中の広告主が注目しています。
同様に、日本国内の縦型動画広告市場も2024年に773億円、2027年には1,942億円と2.5倍超に拡大する予測が出ています。

縦型ショートドラマは、まさに次世代のスタンダードとなり得る広告フォーマットです。今後は、ミニドラマから生まれた人気キャラクターや世界観が他のメディア展開(商品コラボや長編ドラマ化など)につながるケースも増えていくでしょう。
実際、「ショートドラマをきっかけに商品がヒットした」「シリーズ化してブランドの看板コンテンツになった」などの成功例も発生しており、これからこの流れは加速するでしょう。
マーケティングの観点でも、ストーリーとデータの融合が一層進むと考えられます。
視聴データやエンゲージメント指標を細かく分析し、より効果的な脚本や演出をリアルタイムで反映していくといった、機動力のある広告運用が可能になるでしょう。
従来のテレビCMでは考えられなかったスピード感でPDCAを回せるのも、SNS時代の動画コンテンツならではです。縦型ショートドラマは、その機動性と柔軟性においても優れており、マーケターにとっては「ユーザーの声を拾い上げながら進化する広告」という理想的な形に近づいていくかもしれません。
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